1970年代に国民的アイドルとして名を馳せた天真爛漫な歌姫、天地真理（天まり）の現在の姿が注目されています。かつては数々のヒット曲を生み出し、多くのファンを魅了した彼女ですが、近年の生活ぶりは驚くべきものとなっています。

1971年にデビューし、『水色の恋』や『小さな恋』などのヒットを飛ばした天まりは、1970年代のアイドルブームを牽引しました。彼女は数々の賞を受賞し、紅白歌合戦にも三度出場するなど、まさにその時代を代表する存在でした。しかし、1977年には健康問題と精神的な苦痛から芸能活動を休止。その後も復帰を試みましたが、以前のような人気を取り戻すことはできませんでした。

近年、彼女は神奈川県の高齢者向け住宅に住んでおり、生活費はファンクラブの支援によって賄われているとのこと。彼女自身、浪費癖があったことを認めており、収入は減少し続けているといいます。年収はわずか5万円で、家賃14万円と食費4万円はファンクラブからの支援で賄われています。

2015年のインタビューでは、過去の成功を思い出しながらも、経済的困難を抱える現状を語りました。彼女は「お金があると使ってしまう」と明かし、過去の栄光が影を落とす形で現在の生活が続いていることが伺えます。

それでも、彼女は幸せだと感じているようで、娘の結婚や孫の誕生を喜んでいるとのこと。天まりの人生は、浮き沈みが激しいものでしたが、彼女の人柄とファンへの感謝の気持ちは変わらないようです。これからも、あの明るい笑顔と歌声を再び聞かせてほしいと願うファンが多いことでしょう。