帰省ラッシュで混雑続く 新幹線 飛行機 高速道路の見通しは

年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが始まり、交通機関や高速道路は朝から混雑しています。

JR各社によりますと新幹線の下りは、28日からあさって30日にかけてが混雑のピークです。

帰省ラッシュで混雑続く 新幹線 飛行機 高速道路の見通しは | NHK

▽東海道・山陽新幹線をはじめ、
▽東北・北海道、秋田・山形の各新幹線、
▽上越・北陸の各新幹線は
いずれも終日、ほぼ満席になっているということです。

▽九州・西九州の各新幹線は一部で空席があるということです。

山陽新幹線は28日午前6時半ごろ、岡山駅と兵庫県の相生駅の間の沿線で起きた火事の影響で、広島駅と新大阪駅の間の上下線で一時、運転を見合わせました。

このため、遅れが出て、JR新大阪駅の改札付近では、キャリーケースや土産物の袋を持った家族連れなどで混雑し、多くの人たちが足を止めて電光掲示板やスマートフォンで情報を確認していました。

帰省ラッシュ】3年ぶり行動制限なし 各交通機関の混雑ピークに(2022年12月29日) - YouTube

1歳の子どもを連れて静岡県に帰省するという20代の夫婦は「1時間くらい遅れそうで、子どもを寝かせたまま新幹線に乗せるつもりでしたが難しそうです。さい先が悪い年末年始になってしまいましたが、実家ではゆっくりしたいと思います」と話していました。

石川県輪島市にある能登空港では、昨夜から滑走路に降り積もった雪の除雪作業が進められ、午前10時すぎに羽田空港からの便が到着しました。

能登半島地震の影響で能登地方と首都圏を結ぶ能登・羽田便は、便数を減らすなどして運航してきましたが、12月25日から地震の前と同じ1日2往復の運航が再開し、28日午前の到着便はほぼ満席となりました。

娘の迎えに訪れた70代の父親は「地震から1年がたっても気持ちの整理ができない状況ですが、よく来てくれました。ぶりをさばいてパーティーをしたい」と話していました。

帰省ラッシュ本格化 鉄道・航空便とも利用者大幅増 高速道路も渋滞 | 毎日新聞

《高速道路》
高速道路では、28日午前中から一部で渋滞が起きていて、30日まで続くと予想されています。

日本道路交通情報センターによりますと、各地の高速道路は28日は昼前をピークに下り線を中心に渋滞していましたが、午後5時現在、10キロ以上の渋滞が発生しているのは、事故のため車線規制が行われている東名高速道路の上り線のみで、神奈川県の都夫良野トンネル付近を先頭に12キロとなっています。