映画監督の榊英雄氏が、準強姦容疑で逮捕された。これは、2年前に発覚した複数の女性に対する性的暴行の疑惑に基づくもので、警視庁は同監督が2016年5月23日に京都港区内のマンションで、演技指導の名目で20代の女性に対し暴行を行ったとしています。
榊氏は、過去に女優を目指していた女性に対して、演技ワークショップを利用して食事に誘い、その後マンションに連れ込んで行為に及んだとされます。このような行為は、彼が持つ立場を悪用したものであり、警察はさらに余罪の捜査を進めています。
この事件は、2015年から2016年にかけて、他の数人の女優志望の女性にも同様の被害をもたらしたとされ、被害者たちは警察に告発を行っていました。榊氏は容疑について「冤罪」であると主張していますが、具体的な反論は乏しい状況です。
榊氏の行動は、映画業界における権力の濫用を浮き彫りにし、業界内での不正行為の根深さを示すものとなっています。彼の逮捕を受け、多くの俳優や映画監督が動揺していると報じられています。この問題は単なる個人の犯罪にとどまらず、映画という素晴らしいメディアへの冒涜とも言えるでしょう。
今後、榊氏に対する裁判が進むことで、真実が明らかになることが期待されます。映画界の健全化に向けて、このような事件が今後起こらないことを願うばかりです。