マクドナルドが新たに、アイドルグループ「Number_i」をチキンマックナゲットのCMに起用することを発表し、注目を集めています。この新CMは4月23日から全国で放映され、Number_iが揃って出演するのは初めてです。過去には嵐や木村拓哉などの旧ジャニーズタレントを起用してきたマクドナルドですが、昨年のジャニーズ事務所の問題を受け、旧ジャニーズに所属するタレントとの契約更新を行わないと明言しました。
この決定により、旧ジャニーズファンの間で不満が高まっています。SNSでは「さよならマクドナルド」というハッシュタグがトレンド入りし、「もうマックは買わない」といった声が多数寄せられています。特に、Number_iの起用に対しては「元ジャニーズはいいのか」との批判も出ています。
一方で、広告業界ではこの不満の声が思わぬ宣伝効果を生んでいると指摘されています。マクドナルドのCMに旧ジャニーズタレントが多く起用されていたため、ファンにとっては新たなタレントの起用が強い印象を与えています。しかし、マクドナルドは旧ジャニーズファンを敵に回しても、広範なターゲット層にアプローチする好機と捉えているようです。
Number_iの起用は、企業が世の中の動きに応じて柔軟に戦略を変えていることを示しています。特に、若い世代へのアプローチを強化するための一手として、21世紀の新たなアイドルを選ぶことは、ビジネス上の合理的な選択とも言えるでしょう。
マクドナルドの売上は、こうした戦略によって順調に推移しているようで、今後の動きに注目です。時代の移り変わりの中で、企業がどのようにタレントを起用し、消費者の心を掴むのかが鍵となるでしょう。