オリオールズからFAとなっていたコービン・バーンズ投手(30)が、ダイヤモンドバックスと6年総額2億1000万ドル(約331億円)で契約合意したと、27日(日本時間28日)にMLB公式サイトなとが報じた。 バーンズは2018年にブリュワーズでメジャーデビュー。コロナ禍により60試合制となった2020年から先発ローテーションに定着し、28先発で167イニングを消化した2021年に11勝5敗、防御率2.43、234奪三振をマークし、サイ・ヤング賞のタイトルを獲得した。 2022年は自己最多の202イニングを消化し、2023年もエースとしてブリュワーズの地区優勝に貢献。トレードでオリオールズへ移籍した今季も194回1/3消化で15勝9敗、防御率2.92の好成績を残し、チームをポストシーズン進出へ導いた。 2021年から4年連続で2ケタ勝利と規定投球回クリアを達成している安定感抜群の右腕。今オフのFA市場では投手の中で最大の目玉となっていた。
ドジャースからFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手が27日(日本時間28日)、3年6600万ドル(約104億円)で再契約したと複数の米メディアが報じた。2年連続ワールドシリーズ制覇へ着々と戦力を整える最強軍団。2025年のオーダーはどんな形になるだろうか。米記者が予想している。 米放送局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、4年目には1500万ドル(約23億6000万円)のオプションが含まれている。契約金は2300万ドル(約36億円)。そして後払い額が2300万ドル(約36億円)以上になるという。このオフはジャイアンツからFAになったマイケル・コンフォート外野手と1年1700万ドル(約26億8000万円)で契約した。今季33発のT・ヘルナンデスが残留し、通算167発のコンフォートが加入。大谷翔平投手、ムーキー・ベッツ内野手、フレディ・フリーマン内野手のMVPトリオを擁する世界一軍団の打線は一層迫力を増した。 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者は、自身のX(旧ツイッター)で2025年版のオーダーを予想。4番にT・ヘルナンデス、5番にコンフォートを据え、「ああ、これはうまくいく」と呟いた。地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者も4番までは同じでコンフォートを下位に置いている。遊撃でベッツとトミー・エドマン外野手を表しつつ、エドマンが中堅に回ると予想し、「これは期待できる」と綴っている。9人の顔ぶれは2人とも同じで、今季の本塁打数は199になる。 隙のない打線に、ファンは早くも期待。「この打線はヤバい」「私のお金持ちチーム」「まだ足りない」「(選手が)満載!」「二塁のアップデートが必要」「あとは怪我さえしなければ」「次はキケ?」「ラックスとパへスがトレードの駒として使われることになるかが興味深い」とSNSにはコメントが寄せられている。2025年、重量打線はどんなパフォーマンスを見せるだろうか。
ドジャースは27日(日本時間28日)、チームからFAとなっていたテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)と3年総額6600万ドル(約104億円)で延長契約に合意した。4年目の2028年は年俸1500万ドル(約23億7000万円)の球団選択権(オプション)があり、約2300万ドル(約36億3000万円)が契約満了後の後払いに設定された。 王者のさらなる強化にライバル球団が悲鳴を上げた。ドジャースと同じナ・リーグ西地区に所属するロッキーズの地元メディア・米アウトキックはこの日、「金持ちがさらに金持ちになる」という見出しで「ドジャースのワールドシリーズ優勝からまだ2カ月もたっていない。普通は一歩下がり、勝利の美酒に酔い、金をためるものだろう。しかし、今オフのドジャースは『毎年優勝するのだ』という姿勢を示している」と嘆いた。 具体的に、今オフのドジャースは「既にメジャー屈指の先発ローテなのに」超一流左腕のスネルを加え、ポストシーズンで活躍した救援右腕トライネンもFA残留させたと指摘。さらに、「過小評価されているコンフォート外野手も補強したのに飽き足らず、ヘルナンデスとの再契約によってほとんどない弱点をさらに一つつぶした」とした。 一方、ブルージェイズ地元メディアのネットラジオ局・ペイオフピッチも、「テオスカー・ヘルナンデスまでブルージェイズを袖にした。今オフのFA市場で、フアン・ソト(メッツ)とマックス・フリード(ヤンキース)を逃したのに続き、またも空振り。しかも、ヘルナンデスは2022年まで6年間ブルージェイズに在籍した後、(マリナーズに)トレード移籍した」と報じ、「ヘルナンデスがワールドシリーズ王者の元に戻って大谷翔平、フリーマン、ベッツとタッグを組むことで、ドジャースは再び野球界で最高の打線を形成する」と断言した。