中居正広が弁護士を同席させ、フジ・港社長との記者会見を実施する予定であることが報じられ、芸能界に大きな波紋を呼んでいます。この会見は、中居の女性トラブルに関する問題が中心となる見込みで、多くのメディアがその展開に注目しています。
事の発端は2024年12月19日に発表された週刊誌の記事で、中居が約9000万円の解決金を支払ったとされる内容でした。これに続き、別の週刊誌が事態の詳細を報じ、各スポーツ紙が後追い報道を行ったことで、事態は急速に拡大しました。最初は楽観的な見方が多かったものの、報道が進むにつれ、中居の立場は不安定になりつつあります。
中居は現在、テレビ東京を除く在京の主要局で複数のレギュラー番組を持っていますが、特に注目を集めているのは2001年から続く「金曜日のスマイルたちへ」です。広告代理店の関係者によると、2024年1月10日に予定されていた新春スペシャルの収録が突如中止され、詳細は明かされていない状況です。スポンサー企業の離脱も懸念されており、番組存続に影響を与える可能性があります。
フジテレビは、問題の経緯について強く否定しているものの、局内は緊張感に包まれています。特に、2025年2月に予定される定例会見では、質問が飛び交い、厳しい質疑応答が行われることが予想されます。中居自身は、12月27日に謝罪文を発表し、現在の問題に真摯に向き合う姿勢を示しましたが、具体的な方針については言及を避けています。
お笑い芸人のほんこんが自身のYouTubeチャンネルで独自の見解を示し、中居の女性トラブルに関する情報に疑問を投げかけたことも注目されています。フジテレビ内部でも波紋が広がっており、元アナウンサーの長谷川豊が局内の情報を暴露したことで、上層部が激怒しているという報道もあります。
この問題は、中居個人の問題にとどまらず、テレビ業界全体の構造的な課題を浮き彫りにしています。メディアのあり方やタレントとの関係性、コンプライアンスの実行性についての検証が求められています。今後の会見で中居とフジテレビがどのような説明を行うのか、メディア関係者の注目が集まっています。